WORKSmuwakuのリノベーション事例
古きを残した、新しき二世帯平屋
Before
宮城県塩釜市にある二世帯が暮らす平屋のリフォーム。祖父が建て代々受け継がれた建物、半分は元の雰囲気を残したいとの希望で残す形でリフォームを行いました。
玄関を挟み東側が親世帯、左側西側が子世帯の居住空間。
お客様からのご要望として頂いたのが以下です。
・元の雰囲気を残しつつ「機能面」を改良したい。
・玄関は、クロス補修と玄関入れ替えのみにしたい。
・子世帯は、広いリビングスペースを確保したい。
Construction
元々「真壁造り」の構造だったこともあり、既存柱をそのまま活かす箇所で、解体時に柱の欠損が大きくなってしまう部分は、横に新設で柱を抱かせての「柱の補強」を実施。また、スケルトンにした際には柱脚部分の構造補強も同様に行いました。
After
梁の強化や構造変更を行い、元々3部屋の和室だった空間が開放的なLDKへと生まれ変わりました(子世帯)。
家族との会話も楽しめる対面キッチン。背面収納にはアクセントタイルを施しました。
キッチンへは廊下側からも行き来ができ、無駄のない家事導線としています。
畳スペースの天井部分は、ウォルナットで仕上げました。小上がりの下部には収納を設けています。
玄関は改装前の雰囲気を残しながら、タイルの張り替えを行い、収納を増設。
和室だった場所には水廻りを新設し、造り付けの収納棚を設けました。
親世帯のリビングは、天井デザインはそのままに内装をリフレッシュ。床暖房を入れる等機能面を向上させました。
キッチンには、ゆったりとしたカウンターテーブルを設けました。
子世帯側には新たにテラスも設置。さまざまな用途で使用でき暮らしの幅も広がります。